自宅で始めるハーブ栽培:初心者におすすめの室内キッチンハーブと育て方

はじめに

食材の値上げが続く中、私たちの食卓にもその影響がじわじわと広がっています。特に野菜の価格高騰は、家計に直接響くだけでなく、畜産や加工食品のコストにも波及していますよね。

自然豊かな地域にお住まいの方なら家庭菜園で野菜を育てているかもしれませんが、都市部に暮らす多くの人にとっては、こうした価格変動は避けられない悩みのひとつです。

でも、実は広い庭や畑がなくても、ちょっとした工夫で自宅で新鮮な食材を育てることができるんです。それが「キッチンハーブの栽培」です。

ハーブはすべての食材に代わるものではありませんが、料理にアクセントを加えたり、薬味や風味付けとして手軽に使える優れものです。しかも、室内で育てられるため、初心者でも始めやすいのが魅力。

今回の記事では、育てやすく、料理にもぴったりなハーブの種類や、室内での栽培のコツを詳しくご紹介します。おうち時間を活用して、気軽に“プチ自給生活”を始めてみませんか?



キッチンハーブを育てる4つのメリット

小スペースで気軽にはじめられる

ハーブ栽培には広い庭や大きな畑は必要ありません。20cm四方の小さな鉢さえ置ければ、どんな住環境でも育てることが可能です。特に都市部のアパートやマンションにお住まいの方でも、ベランダやキッチンの窓辺を活用すればすぐに始められます。

成長するにつれて葉が生い茂りますが、定期的に収穫することでスペースが足りなくなる心配もありません。限られた空間で気軽に楽しめるのが、キッチンハーブの大きな魅力です。


初心者でも失敗しにくい

「栽培って難しそう…」と感じる方も多いかもしれませんが、キッチンハーブは比較的育てやすく、失敗しにくい植物です。日々の観察と簡単なお手入れさえ行えば、丈夫に成長してくれます。

特に、初めてハーブを育てる方にはバジルやパセリ、ローズマリーといった品種がおすすめです。「もっと早く始めればよかった」と感じる人が多いほど、初心者に優しいのも特徴です。


新鮮なまま使える贅沢

総務省の調査によれば、都市部では年間9万円以上を野菜の購入に費やしている家庭が多いとされています。ですが、キッチンハーブなら初期費用は少なく、苗一つで数千円分の収穫を期待することができます。

さらに、種から育てればもっとコストを抑えることも可能です。収穫したハーブを冷凍保存すれば、必要なときにすぐ使えて節約効果も倍増します。

また、お子さんがいる家庭では、ハーブを育てることが“食育”の一環にもなります。植物の成長を観察することで、食べ物への理解や感謝の気持ちを育む良い機会になります。


家計に優しく、食育にも効果的

総務省の調査によれば、都市部では年間9万円以上を野菜の購入に費やしている家庭が多いとされています。ですが、キッチンハーブなら初期費用は少なく、苗一つで数千円分の収穫を期待することができます。

(参照元:総務省統計局「家計調査 品目別年間支出金額及び購入数量データ」)

さらに、種から育てればもっとコストを抑えることも可能です。収穫したハーブを冷凍保存すれば、必要なときにすぐ使えて節約効果も倍増します。

また、お子さんがいる家庭では、ハーブを育てることが“食育”の一環にもなります。植物の成長を観察することで、食べ物への理解や感謝の気持ちを育む良い機会になります。



おすすめのキッチンハーブ10選

以下は育てやすい」「手間がかからない」「使いやすいという点でおすすめの料理用ハーブです。


イタリアンパセリ

イタリアンパセリは、鉄分が豊富で栄養価が高いだけでなく、さまざまな料理にマッチする万能ハーブです。肉料理や魚料理、卵料理などに添えるだけで、見た目も風味も一段と引き立ちます。

さらに、長い収穫期間も魅力のひとつ。適切に育てればワンシーズンを通して収穫が可能なので、頻繁に料理で活用できるのが嬉しいポイントです。手間が少なく、実用性が高いので、初心者にもおすすめです!


イタリアンパセリの苗やタネを早速チェック!

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コリアンダー(パクチー)

コリアンダーは、その独特な香りが特徴で、エスニック料理には欠かせないハーブです。トムヤムクンやフォーなどの東南アジア料理に限らず、好きな方にとってはサラダやスープ、タコスなどジャンルを問わずトッピングして楽しめる万能さがあります。

その一方で、好き嫌いがはっきり分かれるハーブでもありますが、パクチー好きの方には自家栽培が特におすすめです。新鮮な葉をすぐに収穫して使えるのは、自家栽培ならではの特権です!


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スイートバジル

バジルの中でも最もポピュラーで、多くの人に親しまれているスイートバジル。パスタやピザ、カプレーゼなど、イタリアン料理には欠かせないハーブです。

特にご自宅で料理を楽しむ方には、自家栽培がおすすめ。新鮮なバジルの香りが広がると、いつもの料理が格別な一品に変わりますよ!


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ルッコラ

ルッコラは、ベビーリーフの一種としてもよく知られ、ほんのりとした苦味と胡麻のような香ばしい風味が特徴のハーブです。

サラダやピザ、パスタに加えると、爽やかなアクセントをプラスしてくれます。特にイタリアンやフレンチの付け合わせとして人気があり、彩りと風味の両方を楽しめる一品です。


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チャイブ

チャイブは、薬味ネギのように和食にも洋食にも幅広く使える万能ハーブです。みそ汁や冷ややっこ、オムレツやサラダなど、さまざまな料理に彩りとほのかな香りをプラスします。

さらに、可愛らしい紫色の花はエディブルフラワーとしても楽しめ、料理の飾り付けやトッピングにぴったり。見た目も味も楽しめる一石二鳥のハーブです。


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チャービル

チャービルは、イタリアンパセリやコリアンダーと同じセリ科に属するハーブで、フランスでは「セルフィーユ」として知られています。

「美食家のパセリ」という異名を持つほど、その繊細で上品な香りとほのかな甘みが特徴です。スープや卵料理、魚料理の仕上げに使うと、ワンランク上の風味を引き出してくれるため、フレンチ料理には欠かせない存在です。


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クレソン

爽やかな風味とピリッとした辛みが特徴のクレソンは、肉料理の付け合わせとして定番のハーブです。ステーキやローストビーフに添えると、脂っこさをさっぱりと中和し、味わいを引き立ててくれます。

さらに、クレソンは栄養価が非常に高く、ビタミンやミネラルが豊富で、果物や野菜類の中でもトップクラスの栄養素密度を誇ります。日常の食卓にぜひ取り入れたいスーパーフードです。


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シソ

日本の家庭で最も馴染み深い和ハーブといえば「シソ」です。薬味や添え物として幅広く使われ、年間を通して消費量も多いことから、家庭での自給にもぴったりです。

鉢植えでも簡単に育てられるため、庭がなくても気軽に栽培が可能です。新鮮なシソをいつでも収穫できるよう、ぜひご家庭で育ててみてください。詳しい栽培方法は、下記ページをご参考ください!


シソの苗やタネを早速チェック!

タイム

タイムは、強い殺菌作用を持ち、肉や魚の臭み消しとして料理に欠かせないハーブです。ローストチキンやグリル魚に加えると、風味を引き立てるだけでなく、食材の臭いをしっかりと和らげます。

さらに、ハーブティーやハーブバスとして楽しむこともでき、心身のリラックスにも効果的です。可愛らしい花を咲かせるため、観賞用としても癒しを与えてくれる、万能なハーブです。


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ローズマリー

ローズマリーは、料理の香り付けに大活躍する万能ハーブです。

特に肉や魚の臭みを消し、風味を引き立てる効果があり、ローストチキンやステーキとの相性が抜群。高温調理にも耐えるため、煮込み料理やオーブン料理にも最適です。

育てやすさも特徴で、日光を好むためキッチンの窓辺やベランダで手軽に栽培可能。爽やかな松葉のような香りが、料理をワンランクアップさせます。



寄せ植えにチャレンジ!

育ててみたいキッチンハーブが決まったら、いよいよ植え付けに挑戦してみましょう!初心者でも安心して始められるように、必要な資材や植え付け方法を詳しくまとめたガイドをご用意しました。ぜひ下記ページからご覧ください。


<鉢のサイズ選び>

  • 1株の場合:6〜7号鉢(直径18〜21cm)
  • 2株の場合:8〜9号鉢(直径24〜27cm)
  • 3株以上の場合:10号以上の鉢(直径30cm以上)または大きめの角形プランター

お住まいの環境や確保できるスペースに応じて、適切なサイズを選びましょう。


室内栽培の注意点

室内でキッチンハーブを栽培する場合、日常管理にいくつかの工夫が必要です。ポイントを押さえて、健康で元気なハーブを育てましょう!


日光と風の確保

日光不足に注意
室内栽培でもハーブには日光が欠かせません。日陰で育てると光合成が不足し、ひょろっと細長く成長してしまうことがあります。できる限り日光に当て、外気にも触れさせるようにしましょう。

直射日光にも注意
窓際など日当たりの良い場所で育てる場合は、直射日光に気をつけてください。特に夏場は葉焼けや生育不良の原因になるため、温度が上がる時間帯には半日陰に移動させるのがポイントです。


空調設備の影響に注意

エアコンの風が直接当たらないように
エアコンやヒーターの風が直接鉢に当たると、過度な乾燥や水切れを招き、生育に悪影響を与えます。鉢の置き場所には注意しましょう。

極端な温度変化を避ける
植物には適した生育温度があります。エアコンによる過度な冷却や加温を避け、できるだけ自然に近い環境で育てることが重要です。適温を保つことが、健康な成長の鍵となります。


水のあげすぎに注意

室内は水分の蒸発が少ない
室内では戸外に比べて水分が蒸発しにくいため、必要以上の水やりは根腐れの原因になります。土の乾き具合や葉の状態をよく観察し、土がしっかり乾いてから水をあげるようにしましょう。


室内栽培注意点については下記のページでもう少し詳しく解説しています。



最後に

今回は、誰でも手軽に始められる「キッチンハーブ栽培」についてご紹介しました。

忙しい日常の中で、ハーブのお手入れはちょっとしたリフレッシュタイムになります。土に触れて香りを楽しむひとときは、心を穏やかにし、癒しを与えてくれます。そして、自分で育てたハーブを使った料理は、特別な満足感をもたらしてくれるはずです。

初めての方でも、失敗を恐れずに気軽にチャレンジしてみてください。ハーブの成長を見守る時間が、きっと新たな楽しみになるでしょう。


また、下記の記事ではハーブ料理で役立つ便利アイテムをご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。



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