はじめに
「セントジョーンズワート」は、ヨーロッパの伝統的なハーブ療法やガーデニングで長い歴史を持ち、家庭でも育てやすい植物として人気があります。
ガーデニング初心者でも育てやすいハーブで、見た目の美しさだけでなく、ハーブティーやアロマとしても家庭で楽しむことができます。
この記事では、初心者向けにセントジョーンズワートの育て方や栽培時のポイントをメインに、わかりやすく解説します。自宅で気軽に始められるハーブライフを一緒に楽しみましょう!
セントジョーンズワートとは?
基本情報

セントジョーンズワート
学名 | Hypericum perforatum |
別名 | セイヨウオトギリソウ |
原産 | ヨーロッパ、中央アジア |
科名 | オトギリソウ科オトギリソウ属 |
分類 | 多年草 |
大きさ | 50〜100cm程度 |
開花時期 | 6月〜8月頃 |
耐性 | 耐寒性:あり 耐暑性:あり |
活用法 | メディカル、アロマ、 ハーブティー etc |
特徴

セントジョーンズワートは、まっすぐに伸びた茎に対をなすように丸みを帯びた緑の葉をつけ、初夏の訪れとともに鮮やかな黄色の花を咲かせるのが特徴です。その花は直径2〜3cmほどの可愛らしい5枚の花びらからなり、庭に明るい彩りを加えてくれます。
さらに、この植物にはちょっとしたサプライズがあります。花びらやつぼみを軽く指で擦ると、普通なら黄色くなりそうなところが、何と赤く染まるのです。これは、花に含まれる「ヒペリシン」という色素によるもので、古くからセントジョーンズワートが不思議な存在として親しまれてきた理由の一つでもあります。
主な活用方法
ハーブティー

やはり代表的なのがハーブティーとしての利用です。ティーバッグや乾燥させた茶葉をそのままお湯でじっくり抽出すると、独特の風味が広がります。
このハーブティーの特徴は、ほんのり感じる苦味と爽やかな香りのバランスにあります。苦味が強すぎず、飲みやすいため初心者にもおすすめです。朝の目覚めや午後のティータイム、夜のリラックスしたいひとときなど、シーンを選ばず楽しめるのも魅力の一つです。
飲み方のアレンジとして、少しハチミツを加えるとマイルドで飲みやすくなり、またレモンを数滴垂らせば爽やかさが一層引き立ちます。お好みに合わせてカスタマイズすれば、さらに楽しさが広がるでしょう。

サプリメント
セントジョーンズワートの有用成分を凝縮したサプリメントも、多くのメーカーから販売されています。ハーブティーや料理で摂取する時間がない方や、日々忙しい生活を送る方にとっては、手軽に取り入れられる便利な選択肢です。
<注意点>
サプリメントは、摂取量を守ることがとても大切です。過剰摂取による体調への影響や、他のサプリメント・薬との併用による相互作用には注意が必要ですので、使用する際はラベルの指示に従いましょう。初めてサプリメントを試す方は、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。
ハーブウォーター、オイル
セントジョーンズワートから抽出されるハーブウォーターとオイルは、それぞれ異なる用途と魅力を持つ自然派アイテムです。どちらも植物の有用成分を抽出したもので、日常生活のさまざまなシーンで活用されています。
● セントジョーンズワートのハーブウォーター
ハーブウォーターは、セントジョーンズワートの花や葉から得られる芳香蒸留水で、優しい香りとさっぱりとした使い心地が特徴です。スキンケアに取り入れれば、化粧水として肌を整えたり、リフレッシュしたいときのミストとして活用できます。
● セントジョーンズワートのオイル
一方、オイルは花をオリーブオイルなどのキャリアオイルに漬け込んで成分を抽出したもので、肌への保湿やマッサージオイルとして人気です。ほんのり赤みを帯びたオイルは、植物のパワーを感じさせ、乾燥しがちな肌にしっとりとした潤いを与えます。
どちらも自然素材ならではの優しさがあり、リラックスタイムにぴったりです。自分のライフスタイルに合わせて、ハーブウォーターで日中のリフレッシュを楽しんだり、夜はオイルでマッサージするなど、使い分けてみるのもおすすめです。
<使用上の注意事項>
自然素材とはいえ、使い方にはいくつかの注意が必要です。
・異常を感じたら中止:赤みやかゆみなどが出たら、すぐに使用を中止し、専門家に相談しましょう。
・パッチテストを実施:初めて使用する前にパッチテストを行い、肌に合うか確認しましょう。敏感肌の方は特に注意が必要です。
・日光を避ける:オイル使用後は日光を浴びると肌トラブルが起こることがあります。使用後は直射日光を避け、夜に使うのがおすすめです。
・適切な保管:直射日光や高温を避け、冷暗所に保管しましょう。ハーブウォーターは冷蔵保存が理想的です。
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セントジョーンズワートの育て方
生育環境
日当たりと風通し、水はけの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。地下茎が横に広がるため、近くに植える植物には注意しましょう。広がりすぎを防ぎたい場合は、鉢植えでの栽培がおすすめです。します。)
種まき&植え付けの手順
土の準備

- 市販の園芸用土: 元肥入りのものをそのまま使えます。
- 自作でブレンドする場合: 赤玉土(小粒)7:腐葉土3の比率がおすすめ。
- 土質: 弱アルカリ性が好ましいため、1㎡あたり100g程度の苦土石灰を混ぜると効果的です。
種子から育てる場合
- 発芽温度: 15〜20℃
- 種まき時期: 春(3〜4月)または秋(9〜10月)
- 方法: 育苗ポットに点まきし、覆土はごく薄く(約5mm)します。
- 発芽期間: 10〜20日程度
- 水やり: 霧吹きを使い、種が流れないよう注意します。
- 定植: 草丈が10cmになったら庭や鉢に植え替えます。
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苗から育てる場合
- 株間: 複数植える場合は、40cm以上の間隔を確保します。
- 鉢植え: 一株なら直径30cm以上の10号鉢が理想的です。
- 植え替え: 根詰まりを防ぐため、1〜2年ごとに大きな鉢に植え替えるか、株分けを行いましょう。
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日常管理
◆水やり
地植えの場合は、根付いた後の水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面がやや乾いたらしっかりとあげてください。
生育旺盛な時期は根からの吸収も多くなりますので比較的乾きやすくなります。
※冬は休眠期に入りますので水やりは不要です。
ハーブへの効果的な水やりについては下記のページで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
◆剪定
生長してくると株の内部が蒸れたり、横に伸びすぎて隣の植物に干渉しはじめますので適宜剪定します。栽培したいスペースからはみ出るくらいになったら遠慮なく切り戻して構いません。
花が咲き終り休眠期に入る前に、地際から5cm程度の高さ(新芽のところ)で刈り込んで冬越しに備えます。
ハーブの剪定が初めてという方は下記の記事も参考にしてください。
◆肥料
栽培中に定期的な施肥は必要ありません。
花の時期に生育が悪い場合のみ液体肥料などで養分を補ってあげましょう。
◆病害虫
比較的病気にも虫にも耐性の高いので、あまり神経質になる必要はありませんが、日常的な観察はしっかり行いましょう。
万が一異常を感じたら下記のページを参考に予防と対策を行ってみてください。
もし虫がつき始めてしまった場合は、家庭でも簡単に作れる「重曹スプレー」や「酢水スプレー」などでも対応可能です。

最後に
今回は、セントジョーンズワートの育て方や特徴についてご紹介しました。
セントジョーンズワートは、薬用ハーブとしても広く知られていますが、筆者としては、庭や花壇を明るく彩る美しい植物として楽しむのがおすすめです。鮮やかな黄色い花が咲き誇る姿は、ガーデニングに彩りを添える存在になるでしょう。ぜひ植栽に加えて、その魅力を存分に楽しんでください。
なお、黄色い花を咲かせるハーブには他にもさまざまな種類があります。気になる方は、ぜひ下記のページもチェックしてみてください。
