サプリの原料に使われてる【セントジョーンズワート】ってどんなハーブ?

セントジョーンズワートってどんな植物?

セントジョーンズワート

学名Hypericum perforatum
別名セイヨウオトギリソウ
原産ヨーロッパ、中央アジア
科名オトギリソウ科オトギリソウ属
分類多年草
大きさ50〜100cm程度
開花時期6月〜8月頃
耐性耐寒性:あり
耐暑性:あり
活用法メディカル、アロマ、
ハーブティー etc

直立した茎には丸みのある葉が対生し、初夏になると約2〜3cm程度の黄色い5弁花を咲かせます。

花びらや蕾を擦ると指が黄色くなる、、、のではなく、何と赤くなるという不思議な特徴を持っています。


ヨーロッパでは古くから薬用植物として親しまれてきたセントジョーンズワートは、和名で「西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)」と呼ばれるハーブです。

肝機能や肺機能の改善、不眠症、うつ病などに効果があるとされ、メディカルハーブとして古くから親しまれてきました。

近年ではサプリメントの原料に使用されるようになり、一般的にも名前が知られるようになりました。

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人々の健康に貢献してきたセントジョーンズワートですが、妊婦さんや授乳中の方は使用を控えなくてはなりません。

また、薬を常用している方は、相互作用により健康を害する恐れがありますので、専門的な知識がないと実用するのが難しい植物です。

※セントジョーンズワートの研究や安全性については、「統合医療」情報発信サイトで確認できます。
「統合医療」情報発信サイトは、厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業に基づき、患者・国民及び医療者が「統合医療」に関する適切な情報を入手するために構築されたHPです。)

しかし、黄色い花がとても綺麗で、お庭のガーデン素材としては非常に優秀なハーブですので、本記事を参考に是非ご家庭でも育てて楽しんでみてください。



セントジョーンズワートを育ててみよう!

種まき&植え付け

生育環境としては、日当たりと風通し、水はけの良い場所を好みますが半日陰でも育ちます。

地下茎が横に広がるように伸びていきますので、近くに植えるものには注意しましょう。(あまり広がってほしくない場合は鉢植えでの栽培をおすすめします。)


<種子から育てる>
▶︎発芽温度は15〜20℃前後。
▶︎春まきは3月〜4月頃、秋まきは9月〜10月頃です。

▶︎育苗ポットに点まきして、まずは苗を作ります。
▶︎好光性種子ですので、覆土はごく薄く(5mm程度)にします。
▶︎環境にもよりますが、10〜20日程度で発芽します。
▶︎覆土が薄いため、育苗中の水やりは、種子が流れないように霧吹きなどを使用すると便利です。
▶︎草丈が10cmくらいになったら庭や鉢に定植します。

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<苗の植え付け>
横に伸びていく性質があるため、複数の株を植え付ける場合は、最低でも株間は0cm程度、またはそれ以上の間隔をあけて植え付けます。

鉢で一株だけ育てる場合は、10号鉢(直径30cm程度)以上のサイズを用意しておけば安心です。

年々、株が大きくなって鉢が窮屈になってくると根詰まりすることもありますので、様子次第で1〜2年経ったら更に大きな鉢に植え替えるか、または株分けして植え直しましょう。

土は市販の元肥入り園芸用土で問題ありませんが、ご自身でブレンドするのであれば小粒の赤玉土7に対して腐葉土3程度の比率でブレンドしましょう。

弱アルカリ性の土を好みますので、ブレンドする際は苦土石灰を少し混ぜても効果的です。(苦土石灰は1㎡に対して100g程度が目安。)

植え付け穴をあけたら、たっぷりと水を含ませてから定植します。土を被せたらしっかりと株元に圧をかけてあげましょう。

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日常管理

◆水やり
地植えの場合は、根付いた後の水やりは必要ありません

鉢植えの場合は、土の表面がやや乾いたらしっかりとあげてください。生

育旺盛な時期は根からの吸収も多くなりますので比較的乾きやすくなります。

※冬は休眠期に入りますので水やりは不要です。


◆剪定
生長してくると株の内部が蒸れたり、横に伸びすぎて隣の植物に干渉しはじめますので適宜剪定します。

栽培したいスペースからはみ出るくらいになったら遠慮なく切り戻して構いません。

花が咲き終り休眠期に入る前に、地際から5cm程度の高さ(新芽のところ)で刈り込んで冬越しに備えます。


◆肥料
栽培中に定期的な施肥は必要ありません

花の時期に生育が悪い場合のみ液体肥料などで養分を補ってあげましょう。


◆病害虫
比較的病気にも虫にも耐性の高いので、あまり神経質になる必要はありませんが、日常的な観察はしっかり行いましょう。

万が一異常を感じたら下記のページを参考に予防と対策を行ってみてください。


もし虫がつき始めてしまった場合は、家庭でも簡単に作れる「重曹スプレー」や「酢水スプレー」などでも対応可能です。



最後に

今回の記事では観賞を目的としたセントジョーンズワートの育て方や特徴などをご紹介しました。

薬用として広く認知されているメディカルハーブではありますが、筆者としましては、庭や花壇を明るく彩る素材としておすすめしたいハーブですので、是非植栽に加えて楽しんで頂ければ幸いです。

黄色い花の咲くハーブには他にもいろいろなものがあります。よろしければ下記のページもご覧ください。


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