ハーブ栽培におすすめ!家庭で再利用できるプランター代用品10選

エコなガーデニング術、不用品を再利用するアイデア

はじめに

種まきや育苗のためのポットや育苗箱、植物を育てるプランターなどを次々と購入しているうちに、いつの間にか出費がかさんでしまった…そんな経験はありませんか?

そこで今回ご紹介するのは、身近な日用品を育苗用の容器やプランターとして再利用するアイデアです。

普段何気なく捨ててしまいがちなアイテムも、少し目を凝らして見渡せば、エコでお財布にやさしいガーデニング用品に早変わり!

この機会に、リユースアイテムを活用して、楽しく始める“エコ活ガーデニング”に挑戦してみましょう。


育苗箱や鉢植えの代用品10選

紙パック

牛乳パックやジュースの紙パックは、育苗用として非常に便利なアイテムです。手軽に入手でき、使い勝手も抜群なので、初めてリユースを試す方に特におすすめです!

おすすめポイント

調達しやすい:家庭にある牛乳パックやジュースの空き容器で簡単に準備OK。

ハサミで切って簡単に成形できる:形やサイズを自由に調整できるので、育てる植物に合わせてアレンジ可能。

使用後は楽に廃棄できる:紙製なので使い終わったら簡単に処分でき、環境への負担も少ない。

<使い方>

  1. 切断する
    紙パックを縦または横にハサミで切り、好みの高さに調整します。
  2. 排水用の穴をあける
    底面にいくつか小さな穴を開け、過剰な水分が溜まらないようにします。
  3. 苗床として活用
    土を入れて種をまき、発芽するまで育苗箱として使用します。発芽後は鉢やプランターに移植しましょう。


ペットボトル

飲み終わった後のペットボトルは、育苗やガーデニングに幅広く活用できる万能なリユースアイテムです。丈夫で耐水性があり、調達しやすいため、育苗初心者から上級者まで多くの方におすすめです!

おすすめポイント

調達しやすい:家庭で出る空きボトルで簡単にスタート可能。

耐水性がある:プラスチック製で水に強く、長期間使用しても劣化しにくい。

<使い方>

  1. 切断する
    ペットボトルを縦半分または横に切り、必要なサイズに調整します。小型植物には縦に使い、横に切れば広い苗床として活用できます。
  2. 排水用の穴をあける
    ボトル底面にいくつか排水用の穴を開け、水はけを良くして根腐れを防ぎます。
  3. 苗床として活用
    土を入れて種をまき、発芽するまでの育苗に使用します。発芽後は鉢やプランターに移植しましょう。

発泡スチロール箱

スーパーや宅配で手に入る発泡スチロール箱は、大容量で断熱性が高く、育苗からそのまま栽培まで使える万能アイテムです。寒い時期の種まきにも向いているため、長期間の栽培に適しています。

おすすめポイント

たくさんの種をまける:広いスペースを確保できるため、一度に多くの種をまけます。

断熱性に優れている:外気の温度変化から土や根を守り、発芽や成長を安定させます。

使い方

  1. 排水用の穴をあける
    • 発泡スチロール箱の底面に数カ所、小さめの排水用の穴を開けます。
    • ポイント:あまり大きすぎると水が一気に流れ出してしまうため、適度なサイズを意識しましょう。
  2. 土を入れて種をまく
    • 排水がしやすいよう、底に小石や軽石を敷くと水はけが良くなります。
    • その上に培養土をたっぷり入れ、種をまいて発芽を待ちましょう。
  3. 育苗からそのまま栽培へ
    • 広さと高さが十分にある場合は、種が発芽した後も移植せずにそのままキッチンハーブなどの小型の野菜を育てることができます。
    • バジル、パセリ、ルッコラなど、根が浅いハーブ類に最適です。


使い捨てカップ

コンビニやスーパーなどで手軽に手に入る使い捨てカップは、育苗ポットの代用品として非常に便利です。軽量で扱いやすく、複数の種類の植物を同時に育てたいときに最適です。

おすすめポイント

耐水性に優れている:プラスチック製のため水に強く、長期間の育苗にも対応可能。

調達しやすい:家庭で余ったカップや100円ショップなどで簡単に入手可能。

多品種を少量ずつ育てられる:小型サイズなので、複数のハーブや花を少しずつ試したいときに便利。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • カップの底面に小さな穴をいくつか開け、水はけを良くします。
    • ポイント:排水が悪いと根腐れの原因になるため、穴は均等に複数個開けるのが理想的です。
  2. 苗ポットの代わりとして活用
    • カップに培養土を入れて種をまきます。水やりをこまめに行いながら発芽を待ちます。
    • カップの小さなサイズを活かして、育てるスペースが限られたベランダガーデニングにも最適です。
  3. 移植時も簡単
    • 発芽後、成長に応じてカップから簡単に苗を取り出し、鉢やプランターに移植します。
    • コツ:カップの縁を軽く押して土ごと取り出せば、苗を傷つける心配がありません。


空き缶

使い終わった缶詰やジュースの空き缶は、丈夫で長持ちする育苗ポットやプランターとして活用できます。また、デザイン次第でおしゃれなガーデニングアイテムにリメイク可能なので、観葉植物や多肉植物を育てたい方にもおすすめです!

おすすめポイント

調達しやすい:家庭にある空き缶や飲料缶で手軽に始められます。

丈夫で壊れにくい:プラスチックや紙製品より耐久性があり、長期間使用できます。

おしゃれにリメイクできる:ペイントやステッカーで簡単にカスタマイズでき、インテリアとしても映えるアイテムに。

<使い方>

  1. 空き缶の準備
    • 缶詰の空き缶の場合は、缶切りを使って蓋を完全に取り除きます。
    • 飲料缶の場合は、横に切断して適当な高さに調整します。小型植物には低めにカットすると使いやすいです。
  2. 排水用の穴をあける
    • 底面に排水用の穴をいくつか開けます。
    • 方法:金槌と五寸釘を使って穴を開けるか、電動ドリルに鉄工用ビットを取り付けて作業するとスムーズです。
  3. 土を入れて種まきや植え付け
    • 底に小石を敷き、水はけを良くしてから培養土を入れます。
    • 種をまくか、観葉植物や多肉植物を植え付けてください。

バケツ

古くなったバケツや使い道がなくなったプラスチック製、ブリキ製のバケツは、育苗やそのままの栽培に最適なアイテムです。取っ手付きで持ち運びがしやすく、日当たりや天候に合わせて簡単に移動できるのが大きな魅力です。

おすすめポイント

取っ手があるので移動に便利:日照条件や天候に応じて簡単に場所を移動できます。

耐水性に優れている:プラスチック製もブリキ製も水漏れの心配がなく、長期間の使用に適しています。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • ブリキ製のバケツの場合は、金槌と釘、または電動ドリルに鉄工用ビットを取り付けて穴をあけます。
    • プラスチック製のバケツの場合は、アクリル用ビットを使ってドリルで穴をあけましょう。
    • ポイント:排水用の穴は底面だけでなく、側面の下部にも開けるとさらに水はけが良くなります。
  2. 底に小石や軽石を敷く
    • 排水性を高めるため、バケツの底に小石や軽石を敷くと効果的です。
  3. 土を入れて種をまく、または苗を植える
    • 土をたっぷり入れ、育苗ポットとして使うほか、十分な深さのあるバケツならそのままハーブや小型の野菜を栽培できます。


風呂桶

使わなくなった風呂桶も、ガーデニングにはぴったりの再利用アイテムです。プラスチック製は耐水性に優れ、木製のものは通気性が良く根の呼吸を助けるため、植物の成長をサポートします。見た目のレトロ感もあるため、おしゃれな庭作りにもおすすめです。

おすすめポイント

耐水性に優れている(プラスチック製):水に強く長期間の使用が可能です。

通気性に優れている(木製):通気性が良く、根の発育を促進します。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • プラスチック製の風呂桶の場合は、バケツと同じようにアクリル用ビットを装着した電動ドリルを使って穴を開けます。
    • 木製の風呂桶の場合は、木工用ビットやキリを使いましょう。
  2. 底に軽石や小石を敷く
    • 排水性を確保するため、底面に軽石や小石を敷いてから培養土を入れます。
  3. 土を入れて植物を栽培
    • 風呂桶のサイズを活かして、ハーブ、葉物野菜、花などのさまざまな植物を育てることができます。

衣装ケース

不要になった衣装ケースも、大量の種まきや育苗に活用できる便利なアイテムです。サイズが大きいため、広い苗床が確保でき、製品のタイプによってさまざまな用途に応用可能です。

おすすめポイント

耐水性に優れている:プラスチック製なので水漏れしにくく、長期間の使用に適しています。

たくさんの種をまける:広い面積を活かし、一度に複数の種をまくことができます。

便利な使い方ができる:キャスター付きや引き出しタイプなど、ケースの特徴を活かして効率的なガーデニングが可能です。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • アクリル用ビットを取り付けたドリルを使い、底面に適切な間隔で複数の排水用の穴をあけます。
    • ポイント:水はけを良くするため、底に軽石や小石を敷くのもおすすめです。
  2. 培養土を入れて種まき
    • 広い面積を活かして、葉物野菜やハーブなどの小型植物を一度に育苗するのに最適です。種をまき、水を与えながら発芽を待ちましょう。
  3. 製品のタイプに応じた応用
    • キャスター付きタイプ:日当たりや風通しに応じて簡単に場所を移動できます。
    • 引き出しタイプ:嫌光性種子(光を嫌う種)を育てる際に、引き出しを閉じて簡単に遮光できます。


使わなくなった鍋は、育苗やそのままの栽培にも活用できる丈夫なプランター代用品です。取っ手が付いているため、持ち運びがしやすく、場所を変えながら日照条件に合わせて育てられます。薄手の鍋なら加工も簡単で、手軽に再利用可能です。

おすすめポイント

取っ手があるので移動に便利:日当たりや風通しに合わせて自由に移動できます。

丈夫で壊れにくい:金属製で耐久性があり、長期間の使用に向いています。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • 薄手の鍋を選び、鉄工用のビットを取り付けたドリルを使って底面に数カ所、排水用の穴をあけます。
    • ポイント:厚手の鍋の場合は穴を開けるのが難しく、専用工具が必要になるため注意しましょう。
  2. 底に軽石や小石を敷く
    • 排水性を確保するため、底に軽石や小石を敷くことで根腐れを防ぎます。
  3. 土を入れて種まき、または苗の植え付け
    • 鍋に培養土を入れ、種をまくか、すでに育った苗を植え付けます。ハーブや観葉植物、小型の花などに最適です。


長靴

古くなった長靴も、ユニークでおしゃれな鉢植えに再利用できます。耐水性があるため植物の成長をしっかりサポートし、長い根を張る植物に特に適しています。色鮮やかな長靴を使えば、ガーデンのアクセントにもなり、遊び心のあるガーデニングが楽しめます。

おすすめポイント

おしゃれな鉢植えとして使える:カラフルなデザインの長靴は、ガーデン雑貨として映えます。

長い根を張る植物に適している:深さがあるため、直根性の植物(ニンジン、大根など)の栽培に最適。

耐水性がある:ゴム製なので水漏れの心配がなく、丈夫で長持ちします。

<使い方>

  1. 排水用の穴をあける
    • ゴム用のローソク型ビットを装着した電動ドリルを使い、長靴の底に複数の穴を開けます。
    • ポイント:排水穴が少ないと根腐れの原因になるため、十分な数の穴を均等に開けてください。
  2. 軽石や小石を底に敷く
    • 水はけをよくするため、排水用の小石や軽石を靴のつま先部分に敷き詰めます。
  3. 培養土を詰め、種を播く
    • 長靴のつま先までしっかりと培養土を詰め、履き口部分に種をまきます。発芽後も長靴の深さを活かして植物がしっかりと成長します。


使用時のポイント

容器の底には排水用の穴を必ずあける

▶︎水やりであげた水分が容器内に溜まったままになると、根が酸素を吸収できなくなり、根腐れを引き起こす原因になります。特に直播き(じかまき)でそのまま育てる場合には注意が必要です。

風通しの良い場所に設置する

▶︎特にプラスチック製の容器は通気性が悪く、日差しが強いと容器内の温度が上昇し、土の中が蒸れてしまうことがあります。

  • 蒸れた土は有機物が過剰に発酵し、雑菌やカビの繁殖を招きやすくなります。
  • 対策:風通しの良い場所に置き、日中の直射日光が長時間当たらないようにすると、温度の上昇を防げます。

受け皿を用意する

▶︎排水用の穴から水が排出されるため、使用するものによっては水を受ける皿を設置してください。

  • 受け皿に水が溜まったまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなるため、その都度水を捨てることが大切です。
  • 土に吸収されなかった余分な水を確認できるので、適切な水やりの管理にも役立ちます。


最後に

今回は、育苗箱や苗ポット、鉢やプランターの代用品として活用できるさまざまなリユースアイテムをご紹介しました。

日常生活の中で何気なく捨てていたものも、リユースすることでゴミを減らし、無駄なコストを削減できるのはとても嬉しいことです。また、環境にもやさしく、資源を大切にする小さな一歩となります。

本記事でご紹介したアイテム以外にも、皆さんの身の周りには育苗容器として再利用できるものがたくさん眠っています。空き瓶、段ボールの箱、小さな食品容器など、意外なものが植物の成長に役立つかもしれません。

ぜひ、楽しみながら「生産性のあるリユース」に挑戦し、あなたの庭やベランダにエコで賑やかなガーデンを作ってみてください!


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