自然を楽しむ庭づくり:初心者向けのイングリッシュガーデン入門!

初心者向けイングリッシュガーデン入門、特徴や」歴史、作り方

はじめに

「イングリッシュガーデンって憧れるけど、自分には難しそう…」と思っていませんか?

実は、ちょっとしたポイントを押さえれば、初めての方でも家庭で簡単に作ることができます!イングリッシュガーデンは、自然な美しさとリラックスした雰囲気が魅力で、日常の過ごし方を特別にしてくれる素敵な空間です。

このブログでは、「庭づくりなんて初めて!」という方でも安心して始められるよう、必要な道具や作り方のコツを簡単にわかりやすくお伝えします。

そもそもイングリッシュガーデンって何?という方も、気軽に始めてみたいという方も、この記事を参考にガーデン作りをちょっとだけ身近に感じていただければと思います。


イングリッシュガーデンとは?

イングリッシュガーデンは、自然の美しさをそのまま引き出しながら、人工的な要素を控えめに取り入れた庭園スタイルです。そのデザインは、自然と調和することを重視しており、手入れされた植物たちが作り出す柔らかな風景が魅力です。


歴史

この庭園スタイルは、18世紀のイギリスで生まれました。当時主流だったフランス式庭園のような整然とした幾何学的デザインに対抗し、自然の景観を模倣した「風景式庭園」として発展しました。

特に18世紀から19世紀にかけて多くの支持を集め、自然らしさを取り入れた庭づくりが人気となりました。


特徴

自然との調和>
最大の特徴は、自然そのものの美しさを引き立てるデザインです。規則的に区画された花壇や、刈り込みで整えられた人工的な形の樹木は控えめにし、木々や草花が本来持つ自然な形をそのまま活かします。風に揺れる花や自由に伸びる枝葉が、庭全体に動きと生命感を与えます。

<多様な植物>
イングリッシュガーデンでは、さまざまな種類の植物が共存しています。華やかなバラや繊細なクレマチス、香り豊かなラベンダーやローズマリーといったハーブ類が庭に彩りと香りを加えます。また、草花だけでなく、樹木やグラウンドカバーなどを組み合わせることで、四季折々の変化を楽しむことができます。

<曲線美>
硬い直線的なデザインではなく、柔らかな曲線を活かした小道や花壇の配置がイングリッシュガーデンの魅力のひとつです。曲がりくねった小道は、庭に奥行きと趣を与え、散歩をするたびに新たな発見を楽しめるような設計になっています。自然な曲線が庭全体にリラックスした雰囲気をもたらします。

<開放感>
イングリッシュガーデンは、閉鎖的な空間ではなく、周囲の景観とも調和する開放的なデザインが理想です。高い塀やぎっしりと植え込まれた生垣で視界を遮るのではなく、庭と外の風景が一体となるような設計になっています。


種類

風景式庭園
広大な敷地を活かし、湖や川、小川、丘などの自然の地形を取り入れた大規模な庭園です。自然そのものを再現したデザインで、開放感と壮大な景観が楽しめます。

コテージガーデン
狭い庭やベランダでも楽しめる、家庭的で親しみやすい庭園スタイルです。バラやラベンダーなどの花とハーブや野菜を組み合わせ、美しさと実用性を両立させたデザインが特徴です。


イングリッシュガーデンを作るために必要なもの

エクステリア

庭全体の雰囲気を統一するためには、自然素材を使ったエクステリアがおすすめです。

レンガや石材で作られた小道や縁取り、木製のベンチやフェンスを取り入れると、イングリッシュガーデンらしい温かみのあるデザインが完成します。これらの素材は植物と調和し、自然な美しさを引き立てます。



植物

イングリッシュガーデンを彩るためには、バラ、ラベンダー、デルフィニウム、ギボウシなどの植物が最適です。

それぞれが庭に豊かな表情を加え、四季を通じて楽しむことができます。また、日本の気候に合った植物を選ぶことで、育てやすく維持しやすい庭を作ることができます。

筆者のおすすめはハーブを中心とした植栽です。ハーブ類は非常に生命力があり、観賞用として花を楽しめるものもたくさんあります。

下記のページでもご紹介していますので、植栽選びの参考になさって下さい。





土壌

植物が健康に育つためには、水はけの良い土壌を用意することが重要です。粘土質の土壌の場合は、培養土や堆肥を混ぜて改良し、通気性と保水性のバランスを整えましょう。

健康な土壌が、植物の成長をサポートし、美しい庭づくりの基盤となります。

土づくりがはじめてという方は下記の記事も参考になさって下さい。



作り方

デザイン計画

庭の広さや形に合わせて、最適なデザインを考えましょう。奥に高い植物、手前に低い植物を配置することで、視覚的な奥行きと広がりを演出できます。

道や小道を組み込む場合は、曲線を活かすことで自然な雰囲気を加えることができます。

まずは細かいことは気にせず、ご自宅の庭の面積にあわせ自由な発想でデザインして下さい。


植物の配置

庭を美しく保つためには、植物の配置が重要です。

色彩や開花時期を計画的に考慮し、同系色でまとめると統一感が生まれます。また、季節ごとに異なる植物が開花するように配置すれば、一年を通じて変化を楽しめる庭を作ることができます。鮮やかな花と緑をバランス良く取り入れることで、庭全体に調和が生まれます。

また、毎年のお手入れが少しでも楽になるよう、ところどころに庭木を配置して植え替え不要なスペースを作るのもおすすめです。



植栽

選んだ植物は適切な間隔を保って植え付けましょう。

植物が成長した際に十分なスペースが確保されるよう、あらかじめ広めに間隔を取ることがポイントです。

密集させすぎないことで、通気性が良くなり、植物の健康を維持することができます。庭全体のレイアウトを意識しながら植栽することで、調和の取れた空間が完成します。


ガーデニング用品なら【アイリスプラザ】

ガーデンを美しく保つポイント

季節ごとのメンテナンス

庭を美しく保つには、季節ごとに適切なケアを行うことが大切です。

秋には追肥を行い、植物の栄養補給をサポートします。冬には剪定や球根の株分けをして、翌年の成長を促す準備をしましょう。

春や夏には成長期に合わせた剪定や植え替えを行い、庭全体のバランスを整えると、一年中美しい景観を維持できます。


定期的なお手入れ

植物が健康に育つためには、日々の手入れが欠かせません。

適切なタイミングで水やりを行い、剪定や追肥を定期的に行うことで、植物の成長をサポートしましょう。特にバラなどのデリケートな植物は、病害虫のチェックをこまめに行うことで、健康な状態を保つことができます。

病害虫の予防や対策については下記の記事を参考にして下さい。


雑草対策

雑草を防ぐためには、ウッドチップやグラウンドカバープランツを活用するのが効果的です。

リュウノヒゲやハナニラなどの植物は、雑草の繁殖を抑えるだけでなく、庭に自然な美しさを加えてくれます。これにより、雑草を引き抜く手間が軽減され、庭の手入れがさらに楽になります。

筆者のおすすめは見た目も可愛い「クリーピングタイム」です!


バラエティ豊かなクリーピングタイムの苗は楽天市場でチェック
草刈り・芝刈り最短即日対応!【草刈り110番】

最後に

イングリッシュガーデンは、自然の美しさを活かしながら、心が癒される特別な空間を作り出す庭づくりのスタイルです。その魅力は、手入れを楽しみながら少しずつ庭を育てていけるところにあります。

この記事では、イングリッシュガーデンとは何か?そして、家庭で簡単に始められる作り方をご紹介しました。庭の広さやお好みに合わせて自由にアレンジを加え、自分だけのオリジナルガーデンを作ってみてください。

季節ごとの花々や自然の香りに囲まれた暮らしは、日々の生活に豊かさと彩りを加えてくれるはずです。ぜひ、この機会に挑戦してみましょう!


スポンサーリンク
スポンサーリンク
暮らしとハーブ
シェアする
スポンサーリンク
スポンサーリンク