アウトドアを快適に!虫除け・料理におすすめのキャンプ用ハーブ活用法

キャンプで使うハーブとは?

はじめに

アウトドアやキャンプで活用できるハーブたち

キャンプの醍醐味といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
自然に囲まれた散策、焚き火を囲んでの美味しい食事、夜の語らい──どれもキャンプならではの魅力ですね。

筆者にとっての最高の瞬間は、やっぱり「食事の時間」。そんな特別なひとときをもっと贅沢に楽しむために、私はハーブを欠かしません。実はこのハーブ、日常生活だけでなく、キャンプのようなアウトドアシーンでも大活躍してくれる万能アイテムなのです。

そこで今回は、アウトドア初心者から上級者まで楽しめる、キャンプでのハーブ活用術をご紹介します!簡単に取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ次のキャンプで試してみてください。



キャンプで使えるハーブの種類|おすすめ5選

ラベンダー

ほのかに甘く、やさしい香りが特徴のラベンダーは、アウトドアでも人気のハーブ。サシェ(香り袋)や乾燥花を小瓶に入れてテントや寝袋に忍ばせると、自然の香りに包まれた快適な空間を演出できます。焚き火の近くに置けば、ほのかに香りが立ち、癒しの雰囲気を作ってくれます。


ローズマリー

すっきりとしたシャープな香りが印象的。料理と相性がよく、アウトドア調理でも活躍します。肉や魚に添えて焼くだけで風味がぐっと引き立ちます。また、枝をそのまま火にくべると、香ばしい煙が立ちのぼり、キャンプファイヤーが一層楽しくなります。


ペパーミント

清涼感のある香りで、気分をスッキリさせたいときにぴったりのハーブです。葉を数枚摘んで水に浮かべれば、簡易ハーブウォーターとして楽しめます。アウトドアの暑い時間帯や、リフレッシュしたいときに重宝します。乾燥させて小袋に入れて持ち歩くのもおすすめです。


タイム

独特の芳香とキッチンハーブとしての使いやすさが魅力のタイム。煮込み料理や炒め物にもぴったりで、小枝1本で味に深みを加えることができます。耐久性があり、乾燥しても香りが持続するため、キャンプに持っていくハーブとして扱いやすいのもポイントです。


レモングラス

柑橘系の爽やかな香りが特徴で、自然の中でも心地よく感じられるハーブです。乾燥した茎をまとめてスワッグ風にしてテントに吊るすと、見た目もおしゃれで、空気がほんのりと爽やかに。お湯を注いでハーブティーとして楽しむのもキャンプらしい過ごし方です。



▲目次へ戻る


キャンプで役立つ自作のハーブアイテム

ブーケガルニ

【利用シーン】料理、テントの虫除け


キャンプで料理をする際に風味を格上げし、さらに虫除けとしても使える万能アイテムが「ブーケガルニ」です。これは、数種類のハーブを茎ごと束ねて糸で縛ったもので、煮込み料理の風味づけや臭み消しにピッタリです。

ブーケガルニの作り方

簡単に作れる!オリジナルブーケガルニ
フレッシュハーブでもドライハーブでもOK!自分好みの組み合わせで束ねれば、あなただけのオリジナルブーケガルニが完成します。使い方はシンプルで、大鍋のスープや煮込み料理にポンと入れるだけ。爽やかな香りやスパイシーな風味が一気に料理に深みを与えてくれます。

洋風鍋にはブーケガルニを!

水炊きが洋風料理に変身!?
シンプルな鍋料理やスープにブーケガルニを加えると、驚くほど本格的な洋風の仕上がりに。食材のうまみを引き出し、キャンプの食卓が一段と贅沢になります。

キャンプ鍋にはブーケガルニがおすすめ

虫除けとしても優秀!
レモングラスやセージ、ローズマリーなど虫除け効果のあるハーブを束ねたブーケガルニは、テントの入り口に吊るすだけで蚊やハエをシャットアウト!自然の香りでキャンプを快適に楽しむことができます。

小さな束で大きな効果
料理に使った後でも、ナチュラルな虫除けとして再利用できるのがこのアイテムの魅力。ぜひ次回のキャンプに持参し、手軽にアウトドアの楽しさをアップさせてみてください!


ブーケガルニ作り方は、下記のページを参考にしてください。



<PR> おすすめのスパイス!「ほりにし

原料にバジル、オレガノ、マジョラム、ローズマリー、ローレルなどのハーブを含む20種類以上の原料がブレンドされた万能調味料。

ほりにしのスパイスはアウトドアに超おすすめの料理アイテム

肉料理や魚料理をはじめとして、グリル系の料理に最適。特にバーベキューの時には大活躍する一品です!!

ご家庭の普段使いとしてもおすすめできる調味料ですので、是非一度お試しください。



自家製のハーブソルト作ってみたい方は、下記の記事を参考にぜひチャレンジして下さい。


虫除けスプレー

【利用シーン】 トレッキングや登山、森での散策


アウトドアでは「虫除けスプレー」が必須アイテム。特に蚊に刺されやすい筆者にとって、夏のキャンプや散策にはハーブで作る自家製スプレーが欠かせません。

ハーブを使った虫除けスプレーはキャンプをはじめとしたアウトドアにピッタリ

天然ハーブで安心・安全!
レモングラス、ローズマリー、ラベンダー、ミントなど、虫除け効果が高いハーブを使用したスプレーは香りも爽やかで、デオドラント効果も期待できます。もちろん、体に有害な成分は一切使わないので、スプレー後にそのまま手で料理しても大丈夫。お子さんやペットがいる家庭でも安心して使えます。



【超簡単!ミントを使った虫除けスプレーの作り方】

ミントを使った虫除けスプレーの作り方とは?

材料
A: ミントの生葉 3グラム程度
B: 精製水 25ml
C: エタノール 10ml
その他:スプレーボトル 1本


作り方
1:A〜Cの材料をスプレーボトルに入れる
2:ボトルに蓋をして振る
3:一晩寝かせたら葉を取り出す

たったこれだけで完成です!!

お出かけ前夜に仕込んでも十分間に合いますので、是非一度お試しください。

肌が極端に敏感な方や乳幼児は、直接つけるのを控え衣類やベビーカーなどにつけるようにしましょう。また、肌に合わない場合はすぐに使用を中止してください。



ハーブティー

【利用シーン】 食後、就寝前、胃もたれした時


キャンプの朝といえば、温かいコーヒーを楽しむ方が多いでしょう(筆者も大好きです!)。でも、自然に囲まれたロケーションでのハーブティーも一味違っておすすめです。

食べすぎや胸やけにはハーブティーがおすすめ!
キャンプでは美味しい料理やお酒を楽しみすぎて、つい胃がもたれたり胸やけを感じることも。そんな時に役立つのが、胃をスッキリさせてくれるハーブティーです。

胃がスッキリしないと時に飲みたいレモングラス

おすすめは「レモングラス」
筆者が特に愛用しているのがレモングラスのハーブティー。キャンプだけでなく普段から胃の調子が気になるときに重宝しています。乾燥したレモングラスは保存や携行が簡単なので、ジップ付きの袋に入れて持ち運ぶのがおすすめです。



ミント水

【利用シーン】 いつでも、食事時


キャンプで作りたいミント水

ハーブティーよりも手軽に作れて、食事のお供や散策時の水分補給にぴったりな「ミント水」。暑い日やアウトドアでのリフレッシュには欠かせないアイテムです。

お出かけ前に仕込んで水筒に!
ペパーミントやスペアミント、日本ハッカなどが手に入れば、簡単にフレッシュなミント水が作れます。お出かけ前にミントを水に浸して水筒に入れておくだけで、キャンプ中いつでも爽やかな味を楽しむことができます。

美味しいミント水の作り方とアレンジ方法
作り方やアレンジに興味がある方は、下記のページで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。



自然採取は要注意

キャンプ場や自然公園の中には、植物の採取が認められている場所もあります。自生するクレソンやドクダミなど、食用や虫除けに使えるハーブが見つかることもありますが、ここで一つ注意が必要です。


毒性植物と間違えないように!
知識がないまま採取すると、毒性のある植物を誤って持ち帰ってしまうことがあります。自然に生えている草花をむやみに食べたり、飲んだり、肌につけたりするのは避けましょう。アウトドアを安全に楽しむためにも、しっかりとした知識がない場合は自然採取を控えるのが無難です。

お子さんやペットにも注意を
特にお子さんがいる場合やペット同伴でのキャンプでは、誤って危険な植物に触れたり口にしたりしないよう、十分に注意してください。

一部の毒性植物について知りたい方へ
詳しい情報や代表的な毒性植物については、下記のページでご紹介しています。安全なアウトドアライフのために、事前に目を通しておくと安心です!



最後に

今回は、アウトドアでの食事や散策など、さまざまなシーンで活躍するハーブアイテムをご紹介しました。

ご家庭でハーブを育てている方や、これから育てようと考えている方は、ぜひ今回のアイデアを試してみてください。キャンプや日常生活で、ハーブの新たな魅力に気づけるはずです。

また、「ハーブを育てたことがない」という方も、この記事をきっかけにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?栽培から活用まで、自分で育てたハーブを使うと、楽しさと満足感が一段とアップしますよ!

さらに、お酒とハーブの相性は抜群です。夜のキャンプでの宴会が好きな方は、ハーブを使ったお酒の楽しみ方もぜひご覧ください。


ハーブ活用術その他のシーン
シェアする
ファンシーをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク