はじめに
「子供にもっと自然や植物の素晴らしさを感じてほしい」「食育や花育を通して、新しい経験をさせたい」と思ったことはありませんか?忙しい毎日でも、ちょっとした植物との触れ合いが、子供の成長に驚くほどポジティブな影響を与えることがあります。
そこで今回ご紹介するのが、家庭で簡単に育てられ、食べる楽しさも体験できる「ワイルドストロベリー」です!小さな赤い実をつける可愛らしい姿は、子供たちの好奇心を引き出すのにピッタリ。筆者が園芸店での経験から見つけた、親子で楽しむのに最適な植物の魅力をたっぷりお伝えします!

子どもの心をつかむ「イチゴマジック」
親御さんと一緒に園芸店に来た子どもたちは、だいたい次の2つのタイプに分かれます。

①おとなしい子:
親のそばを離れず、静かに植物を一緒に見て回る子。
②良くも悪くも元気いっぱいの子:
店内を縦横無尽に走り回り、親の「ダメだよ!」も聞かずに大冒険を繰り広げる子。
特に②のタイプの子どもたちには、親御さんも苦労することが多いですよね。元気いっぱいなのはいいけれど、他のお客さんに迷惑をかけないように必死で呼び戻す場面もよく見かけます。
例えば、こんな光景です。
お母さんが店内で花を見せながら声をかけます。
「ほら、見て!きれいなお花が咲いてるよ〜!」
……でも、子どもはチラッと見るだけでそのまま走り回る。
次に、お母さんが「ねぇ、このお花、いい匂いするよ〜!」とアピールしても反応なし。
ついにはお父さんも困り顔で、親子そろって「もう無理かな……」と諦めムード。
そんな中、ふとお母さんが見つけたのが、赤い実をつけたワイルドストロベリーの苗。何気なく「イチゴだよ〜」とつぶやいただけなのに、次の瞬間――

さっきまで元気に走り回っていた子どもが、急に目を輝かせてお母さんのそばにかけ寄ってきたのです!
その姿を見たとき、「これぞイチゴマジックだな」と、筆者も心の中で思わずニヤリ。
お母さんはその場でワイルドストロベリーの苗を3つ購入し、笑顔でお店を後にしました。

子供がワイルドストロベリーを好きな3つの理由
小さくて愛らしい見た目が子どもの心をくすぐる
特に小さい頃、ほとんどの男の子も女の子も”可愛いもの”が好きです。
ワイルドストロベリーの実は、一般的なイチゴよりもずっと小さくて丸い形をしています。他のフルーツに例えればブルーベリーくらいの大きさ。
皆さんが普段見慣れている一般的なイチゴのミニチュア版サイズです。


そして、花は、その実の可愛さを引き立てるかのような小さく白い控えめなたたずまい。
まずはこのルックスが子供の「可愛いもの察知アンテナ」に引っかかります。
子どもが大好きな「赤い色」が興味を引きつける
この「赤い」ということは、子供の興味を惹きつける上で結構重要な役割を果たしています。

学研総合研究所の統計をみると、男の子も女の子も共通して赤を「好きな色」の上位にあげています。
よくよく考えてみると、子供の好きな人気アニメや漫画、ゲームキャラクターには必ず赤が入っているという共通点があります。
アンパンマン、スーパーマリオブラザーズのマリオを筆頭に、世界的な知名度を誇るセサミストリートのエルモやディズニー映画「カーズ」の主人公であるライトニング・マックイーンも赤色です。
また、男の子が好きな戦隊モノのリーダーは必ずと言っていいほど赤がメインカラーですし、歴代のウルトラマンも一部を除けば殆ど赤が基調となったカラーデザインです。

意識すればするほど、周囲には赤いキャラクターが多く、その殆どが人気キャラ(もしくはメインキャラ)になっていることに気づきますよね。
これは当然と言えば当然。
興行収入を上げるには沢山の子供たちに好きなってもらい、作品を見てもらう必要があるからなのです。
従って、子供の心理的嗜好を計算に入れてキャラクターデザインをすることは理にかなっています。
店頭の子どもたちを観察していて、植物についても同じようなことが当てはまると思いました。
赤い実の付いているワイルドストロベリーの苗を見つけると、なぜか不思議とたくさんの子どもが近づいていきます。これも色による心理的嗜好の影響によるものではないかと思います。
育てた先に待つ「食べられる」というご褒美
「食べられる」というのは・・・・もう大人も子ども関係なく、みんな大好きです。
しかもそれが、育てた先にあるご褒美だと思えば尚更、子どものモチベーションも一気に爆上がりです!(もちろん大人のモチベーションも)
植物を育てるというのは、プラモデルなどを組み立てるような作業と違って、集中して作業時間を作れば成果が伴うというものではなく、毎日少しずつ面倒をみたり、様子を伺ったりしながら成果を出していく作業なので、ある程度長くモチベーションを保つことが非常に大切です。
「育てる」というプロセスが「食べる」という成果に結び付く、ということをお父さんやお母さんが食育の先生になって教えてあげられる絶好の機会だと思います。

ちなみに、実は小さい為、そのままではあまり食べ応えがありませんが、小さい子でもパクッと食べられるサイズですし、たくさん収穫できればジャムを作ったりもできます。
「家庭菜園」だと少しハードルが高いですが、ワイルドストロベリーは鉢植え一つで育てて収穫して、食べたり加工したりご家庭で簡単にできますので気軽に栽培をはじめることができます。

ワイルドストロベリーがもたらす親子の楽しい時間
ワイルドストロベリーは、ただ可愛くて食べられるだけではありません。親子で一緒に植物を育てる過程そのものが、日々の小さな成長や発見の積み重ねとなります。
ワイルドストロベリーを育ててみよう
ワイルドストロベリーは園芸初心者でも簡単に育てられる植物です。
具体的な育て方は下記の記事でも解説しておりますので、栽培にチャレンジしてみたい方はぜひ参考になさってください。
ちょっとハードルが高いかも、、という方には栽培キットがおすすめです。下記の記事では、省スペースで簡単に育てられる栽培キットをご紹介しています。こちらもあわせて参考にしてください。
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食育をより豊かにするアイデア
成長日記をつける
子供と一緒に樹の成長日記を作ってみましょう。写真を撮ったり、毎日の変化をノートに書き残すと、成長の過程を相象化できます。これにより、子供は成功体験の重要性を学ぶことができるでしょう。夏休みの自由研究にもおすすめです!
レシピと繋げる
育てたワイルドストロベリーを使った簡易レシピを一緒に試しましょう。たとえば、ジャムをかけたデザートや、スムージにして食べるなど。子供が喜びそうな料理を一緒に考え、収穫までの目標設定をすることで、より積極的に取り組む姿勢が生まれます。

ワイルドストロベリーにはどんな種類があるの?
ワイルドストロベリーには、ピンクの花がつくものや実が白いもの、葉っぱが黄色いもの、ランナー(生長過程で伸びてくる蔓状の茎)がないものなど、いくつかの種類があります。
苗屋さんによっては複数の種類を扱っているところもありますので、様々な品種にトライしたい方は是非チェックしてみてください。

今回の記事では、お菓子に例えると「プレーン」タイプのもの、いわゆるスタンダードな「ワイルドストロベリー」を例にご紹介しました。
どれも育て方にさほど違いはありませんが、初めての方はスタンダードから是非チャレンジしてみてください。
上手くいったら、また翌年は違った品種にトライするのも楽しいですし、変化があるほうが子供たちもモチベーションをキープできるかと思います。
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最後に
植物を育てていて、花が咲いたり、実がついたりする瞬間は、何度経験しても特別な喜びがありますね。自分が手をかけた分だけ植物が応えてくれると、まるで小さな恩返しをもらったような、温かい気持ちになるものです。
しかし、自然を相手にするからこそ、すべてが思い通りにいくわけではありません。水やりのタイミングが合わなかったり、天候の影響で思うように育たなかったりすることもあります。でも、その「うまくいかない経験」こそが、子どもたちの心に大切な学びをもたらします。
成果だけにとらわれるのではなく、「なぜ上手くいかなかったのか」を一緒に考えたり、「次はどうすればいいか」を話し合う時間が、やがて子どもたちの成長の糧となるのです。
親子で植物を育てる過程を通して、忍耐強さや努力の大切さを学び、食べ物への感謝の気持ちが自然と育まれることを願っています。そして、何気ない日常の中で、親子の絆が少しずつ深まる――そんな小さな奇跡が、きっとあなたのご家庭でも訪れるはずです。
