はじめに
普段ハーブティーはあまり飲まないという方でも、カフェやレストランでハーブの入っているお水は飲んだことがあるのではないでしょうか。
水にフレッシュハーブ（生葉）を入れておくだけの簡単なものですが、ほんのり爽やかな香りで食事前のお口をリフレッシュしてくれると同時に、ワンランク上のおもてなしを演出してくれます。
ハーブやフルーツなどを漬け込んだ水を総称して「インフューズドウォーター（infused water）」と言います。
普段あまり水分を摂らない方や、甘い飲み物を減らしたいと思っている方にとっても、水分補給量を増やしてくれる大変嬉しい飲み物です。
本記事では、そんなインフューズドウォーターの中でも特に人気が高く、誰でも簡単に作れるミント水の作り方、そして材料におすすめの品種についてご紹介したいと思います。
美味しいミント水の作り方
一番簡単な方法は、単にミントの生葉を水の入ったピッチャーに入れてしばらく放置するだけですが、ここでは少しだけ手間を加えて、より香りを引き出す作り方をご紹介します。
【材料】（１リットル分）
・ミントの葉 （適量）
・熱湯 （２５０ml）
・冷水 （７５０ml）
※使用する葉の量やミントの品種によって風味の強弱が違いますので、具体的な使用量はお好みで調節してください。（←おすすめ品種は後ほどご紹介します。）
【作り方】
- ミントの生葉についている埃や土などを洗い流します。
- 熱湯に１を入れて冷めるまで放置します。
- 葉を取り出して冷水を加え、ピッチャーに入れます。
- 生葉が残っている場合は、そのままピッチャーに入れておきます。
※その日のうちに飲み切るのがベストですが、冷蔵庫で２〜３日程度は保存することができます。
ミント水の効果
☆ビタミンA、Cなどの抗酸化物質を豊富に含み、デトックス効果が期待できます。
☆消化を促す作用があるため、食事のお供に最適です。
☆ミントに含まれる「メントール」という成分は、リラックスと覚醒の両方の効果を兼ね備えています。
☆爽やかな風味があるため、普段あまり水を飲まない方でも積極的に水分補給するようになります。
ミント水におすすめのミント
ミントには清涼感の強めのものやフルーティーなものなど様々な種類がありますが、ここではミント水におすすめの品種をご紹介いたします。
ホワイトペパーミント
▶︎スペアミントとウォーターミントの交配種。
▶︎尖った葉が特徴的で、バランスの取れた清涼感が人気。
▶︎スイーツの飾りなどにもよく使用されています。
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ブラックペパーミント
▶︎ホワイトペパーミントと同じ「ペパーミント」ですが、時期によって葉や葉脈が赤茶色に変わるのが特徴。
▶︎ホワイトペパーミントに比べてシャープな清涼感があります。
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スペアミント
▶︎ミント類の中でもポピュラーな存在で、一般的に広く使用されている品種。
▶︎葉に丸みがあるのが特徴。
▶︎ペパーミントに比べて柔らかい香り。
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アップルミント
▶︎丸葉とリンゴのようなほんわかしたフルーティーな香りが特徴の品種。
▶︎葉や茎の表面には白い産毛のような細い毛が生えています。
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アップルミントについて詳しく知りたい方は下記のページをご参照ください。
ニホンハッカ
▶︎日本在来で、ミント類の中では一番メントールの含有量が多い品種です。
▶︎とても清涼感が強いので、ミント水を作るときはそのまま水を注ぐだけでも十分香りが引き出せます。
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イエルバブエナ
▶︎キューバ発祥のカクテル「モヒート」の材料として有名な品種で、モヒートミントやキューバミントとも呼ばれます。
▶︎スペアミントよりも柔らかい香りと風味が特徴。
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イエルバブエナについて詳しく知りたい方は下記のページをご参照ください。
おすすめのちょい足し
ミント水はそのまま楽しむことができる飲み物ですが、フルーツや他のハーブを加えることで更に飲みやすく仕上がります。
いつものミント水に飽きてきたら、時々気分を変えて色々なものを「ちょい足し」して楽しんでみてください。
定番はレモンやライムですが、他にもイチゴやブルーベリーなどを加えても美味しいです。
また、意外と相性が良いのがキュウリで、ハーブと野菜の清涼感を両方楽しむことができます。
他のハーブとブレンドするのであれば、レモンバームやレモンバーベナなどのレモン系のハーブが特におすすめです。
レモン系のハーブについては下記のページでご紹介しておりますので、ご興味ある方はあわせてご覧ください。
最後に
今回ご紹介したミント水は日本の暑い夏を乗り切るのに超おすすめのお手軽ドリンクです。
また、夏バテ防止の他にも日常的に美容のお供として優秀な飲み物ですので、是非ご家庭でお試しいただければと思います。
頻繁に利用される場合でも、自宅のベランダやお庭で育て収穫しながら年中楽しむことができますので栽培にもチャレンジしてみてください！
ハーブ栽培がはじめての方は、下記のページもご参照ください。
