はじめに
ハーブの女王といわれるラベンダーには様々な使い道があります。
切り花として花瓶に生けたりドライフラワーにしたり、浴槽に入れてハーブバスにしたりと実に様々な楽しみ方ができる優秀なハーブですが、実はお酢と組み合わせてエコな洗剤を作ることもできるんです!
ということで、今回は誰でも簡単に作ることができ、人にも環境にもやさしい「ラベンダービネガー」についてご紹介したいと思います。
ご自宅でラベンダーを育てている方は、本記事を参考に是非一度お試しください!
▶︎化学物質過敏症の方(合成洗剤や塩素系漂白剤など、化学物質が苦手な方)。
▶︎できるだけ環境に配慮した生活がしたい。
▶︎たくさん収穫できた時のラベンダーの活用法を知りたい。
ラベンダービネガーとは?
ラベンダーの花と酢を使ったハーブビネガーの一種です。
お酢の効果で水垢を落とし、抗菌効果もあるため、お風呂場やキッチンの掃除には大変重宝します。
掃除の後はラベンダーの素敵な香りも漂い、消臭効果も発揮してくれます。
化学物質を含まないので、シンク周り(食品を扱う場所)や洗面所などでも安心して使うことができます。
特にこんな場所のお掃除におすすめ!
▶︎キッチンシンク
▶︎ガスコンロ
▶︎冷蔵庫の内外
▶︎トイレ
▶︎お風呂(浴槽やタイル)
▶︎窓ガラス
しつこい汚れの場合は、ラベンダービネガーを吹き付ける前に重曹を少しふりかけておくことで、更に高い効果を得られます。
特にキッチンシンクには水垢が溜まりやすいので、重曹を併せて使用すると便利です。
材料
①ラベンダーの花(適量)
②酢(適量)
③ガラス瓶
ラベンダーの花
品種は特に問いませんが、筆者のおすすめ品種は長い花穂と強めの香りが特徴の「グロッソ」です。
実際に育てている方は、生花を摘んでを使用しても良し、育てていない方は市販のドライラベンダーを使って作ってみましょう。
花の量はお好みですが、はじめて作るという方はガラス瓶の容量に対して4分の1程度の量から始めてみましょう。
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酢
酢の種類は、穀物酢でも米酢でも他の種類でも問題ありません。
日常的に使いたいという方には、それなりに使用量も多くなるのでコスパの良い業務用製品を選びましょう。
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蓋付きで密閉できるものを選びましょう。
摘んだラベンダーを使用する場合は、容器のサイズが小さすぎると花でパンパンになってしまい、酢を入れるスペースが少なくなります。
もちろん皆さんの作る量によって変えていただいて構いませんが、材料となるラベンダーの量、どれくらいの量を普段遣いにするかによって容器の大きさを選びましょう。
作り方
①摘み取った生のラベンダーは花だけを擦り落として、市販のドライラベンダーはそのまま、ガラス瓶の4分の1程度まで入れます。
②ガラス瓶の9分目くらいまでゆっくりと酢を注ぎます。
③蓋をして時々揺すりながら2週間程度寝かせます。
金属の蓋を使用する場合は、錆びるのを防ぐために重ねたラップを噛ませて密閉しましょう!
④寝かせた後は、濾して花を取り除き、綺麗なガラス瓶に入れて冷暗所で保存します。
出来上がったラベンダービネガーはスプレーボトルに都度移して希釈せずに使用します。
掃除以外の使い方
ラベンダービネガーは掃除以外にも下記のような使い方ができます。
柔軟剤として
使い方は簡単。普段使用している市販の柔軟剤の代用品として、最後のすすぎの時に加えるだけです。
ラベンダーには抗菌作用もあり、香りの成分も加わって洗濯物の仕上がりが良くなります。
今では日常的に使用するようになったマスクの洗濯にもおすすめです。
注意)色の薄い、または白い衣類はラベンダービネガーの色が付く可能性もありますので、使用するのは色付きの衣類だけにしましょう。
コンディショナーとして
シャンプーの仕上げにコンディショナーの代わりに使用することで、アルカリ性に傾いた髪と頭皮を中和してサラサラにしてくれます。
使用する際は水で3〜4倍に薄めて使用しましょう。また、お肌に合わないと感じた方は使用を控えましょう。
料理の材料として
ラベンダービネガーは酢とラベンダーを組み合わせただけのシンプルなものですので、通常のハーブビネガーと同じく料理にも安心して使うことができます。
掃除で使うよりも料理で使う回数のほうが多いという方は、作るときにワインビネガーを使用すると用途に適した香りと味わいになります。
ドレッシングの材料として、または少し煮詰めて赤みのお肉にかければ上品な風味が加わり美味しく仕上がります。
最後に
今回はラベンダーと酢だけで作れる安心安全な洗剤「ラベンダービネガー」についてご紹介しました。
お掃除以外にもたくさんの使い道があるので、生活の様々な場面で是非取り入れてみてください。
材料となる花は乾燥加工された製品をネットでも入手できますが、ラベンダー自体は手間もかからず初めての方でも簡単に育てることができるハーブです。
まだ育てたことがないという方は是非栽培にもチャレンジしてみてください。